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Dell 4Kモニター P2721QをU2720QMと比較してみた。スペックは一長一短

こんにちは。

先日、S2721Qのレビューを記事にしたところ、発売直後ということもあってか、たっくさんの人にご覧いただきました。ありがとうございます。

で、実は筆者、そのあとテンションが上がってしまい、U2720QMという4Kモニターを追加で購入しています。

左:U2720QM 右:S2721Q

ようやく満足のいくモニタ環境に到達した感があっていいのですが、S2721Qを購入したあとに出たS2721QSがお買い得感たっぷりだった、というちょっと悔しい現象がありました。

そして今度はU2720QMを買った直後にP2721Qがでてしまうという、まさかの展開。悔しいので比較して自己肯定感を保つことにしよう、というのが今回の記事です。なんだその理由。

U2720QMやP2721Qを買う動機

もちろん色々な理由があるとは思いますが、一番でかいのは「USB Type-Cで繋げられる4Kモニター」でしょう。

27インチの4Kであれば、それこそ先に挙げたS2721QSなんか35,000円で買えちゃう昨今、5万以上するモニタを買う理由はここなんじゃないかなと思います。

Type-C以外で、個人的にU2720QMにしようと思った理由は

  • 27インチで最低でも4K/60Hzが出力できる
  • IPSパネル
  • USB Type-A/Type-Cのハブにもなる(モニタ側に端子がある)
  • もう一つがS2721Qなので、Dellで揃えたかった
  • アマゾンがセールしていた

あたりですね。U2720QM自体についてとU2720Qとの違いなどについては後日、別の記事にてまとめておきます。(→まとめました)

U2720QMとP2721Qの比較

S2721Q/S2721QSの場合は、発売時期(シリーズ)も一緒ですし、型番からもわかるように「同じパネルのスタンドが違うモデル」ですが、U2720QMとP2721Qは時期もだいぶ違いますし、似てるようで異なる点が何箇所かありました。

モデル U2720QM P2721Q
発売時期 2020/3/24 2020/9/23
解像度、パネル 4K/60Hz、非光沢IPS 4K/60Hz、非光沢IPS
コントラスト比 1300:1 1000:1
応答速度 5ms(GtoG,Fast) 5ms(GtoG,Fast)
輝度 350 cd/m² 350 cd/m²
HDR HDR 400 非対応
入力端子 HDMI×1、DisplayPort×1、USB Type-C×1 HDMI×1、DisplayPort×1、USB Type-C×1
USB Type-C電源供給機能 最大90W 最大65W
USBハブ機能

USB Type-Cx1

USB3.0(Type-A)x3

USB2.0(Type-A)x2

USB3.2 Gen1(Type-A)x2

付属ケーブル

USB Type-C(C – C)

USB Type-C(C – A)

HDMIケーブル

電源ケーブル

USB Type-C(C – C)

USB Type-C(C – A)

DisplayPortケーブル

電源ケーブル

スピーカー

なし

なし

スタンド 上下左右前後、自由度の高いやつ 上下左右前後、自由度の高いやつ
価格(税込:2020/9/23時点) 53,820円(ポイント1%還元) 51,678(直販価格)

HDR非対応(かもしれない……)

これはTwitterで見た情報なので確定ではないんですが、P2721QはHDR非対応の可能性が高いです。たしかにDellのサイトやニュースリリースを見ても「HDR 400」とかって記載がどこにもないんですよね(逆に非対応とも書かれていないんですが)。

これはちょっと悩んじゃうポイントですね。

USB Type-Cの電源供給能力の差

U2720QMは最大90W、P2721Qは最大65Wと、若干P2721Qのほうが出力が低いです。

が、65Wあれば大抵のノートパソコンは充電できますし、普段使いで問題になることはないんじゃないかなと思います。

USBハブとしてType-Cポートがない

U2720QMには、PCとつなぐUSB Type-Cではなく、USBハブとしてType-Cのポートが側面についています。

画面に向かって左側。デュアルモニタにすると左側にしか置けなくなる(笑)

ところが、P2721QのほうはType-Aの形状のUSB2.0が2つ、USB3.2 Gen1が2つという仕様になっています。

6番がUSB2.0、7番がUSB3.2

ここは使い方によってどっちがいいか分かれるところだと思います。頻繁に抜き差しする人は左側にあったほうが便利かもしれませんが、P2721Qの7番の端子もそこまで抜き差ししづらくはなさそうです。

筆者の場合は写真を取り込むとき、SDカードアダプタを画面の左側にぶっ刺せるのはでかいですね。

P2721Qの魅力

その他、コントラスト比や付属ケーブルの違いなどがありますが、半年後に出ている割にはそこまで性能が上がっていない……むしろU2720QMのほうが総じて性能がいい、という感じになっています。

では、P2721Qの魅力はどのあたりにあるのでしょう。

各種、便利な管理機能

Dellの公式サイトの説明を抜粋すると、U2720QMにはない以下のような特徴があります。

お客様のニーズに合わせて設計:使いやすいジョイスティック コントロールを使用してメニューをナビゲートし、画面設定を調整します。

美しさと機能の融合:驚異的なアポロ グレー仕上げとスモール ベースによって、モニター ライザーの内側にコードを通す改良されたケーブル管理システムを引き立ちます。

マグネット脱着式スピーカー:Dellスリム サウンドバー(SB521A)をワンタッチで取り付けて、リスニング体験を高めます。

クイック リリース スロット:モニター パネルの背面にあるスロットを使用して、モニターを所定の位置に簡単にはめ込むことができます。

いつでも充電可能モード:この新しい電源供給機能を使用すると、モニターの電源がオフになっていても、システムを引き続き充電(および偶発的なシャットダウンを回避)することができます。

複数人が使いまわす想定のモニタ

筆者の想像になってしまいますが、上記の機能を鑑みると、フリーアドレスのオフィスで複数の人間が同じモニタを使い回す、というシチュエーションに最適なのかなと感じました。

  • 自分が使うときに画面設定をスムースにいじれる
  • ケーブルを見えづらくして見た目をすっきりとさせる
  • 必要なときだけそこそこの音がでるスピーカーを取り付けられる
  • クイックリリーススロットはよくわからない……けど、モニタ自体を移動させるときに楽になる?そんな場面頻繁にあるかな……
  • ちょっとランチにいくときに、モニタの電源を落としてもPCは充電される

情報システム部門の人は大喜びかもしれませんw

おそらく、個人で使うのであればあと2千円ぐらい足してU2720QMを購入したほうが満足度が高いんじゃないかなと思いました。本当にHDR非対応なのであればなおさら、ですね。

まとめ

また新しい製品に嫉妬してしまうかと思いきや、完全なアップグレード版というよりは、用途・方向性が違うType-C接続可能な4Kモニタ、といった感じで少し安心しました(笑)。使い倒してやるー!って気持ちになりました。

しかしDellのモニタはすごいですね。上位機種は20万とかするやつもありますが、お手頃価格のものもきっちり作られてる印象があります。筆者のようにPCでガチFPSをやるわけでもなく、コンシューマゲームをまったりとやったり、写真の現像をしたり、仕事でちょろっと動画や3D映像作ったり会議したり、という使い方にはとてもマッチしていました。

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