ということで取り付けです。
いろんなブログで言われてますが、水栓の交換の難しいところは
「もともとついてる水栓を外す」
のが9割です。
手順はこんな感じでしょうか。
シンクと固定してある大きなナットがはずれればあとは簡単でした。ホースはあまり余裕がなかったですが少しずつずらして穴を通して抜き去りました。
止水栓から逆止弁を外すときは必ず止水栓を押さえながら外してください。水道自体そんなにガッチリ固定されてないので、変な負荷がかかるのを防ぐためです。止水栓から元栓側がトラブったらかなりの痛手になると思うので、めんどくさがらず。
シンクの取付面、シンク下などはこの機会に綺麗にしちゃいましょう。こんなことでもない限り掃除しないと思いますし。
さすがは最新の水栓。取付はめっちゃ楽でした。
進化してますねえ……。
下に潜ってナットを締める、という超絶めんどくさいことをやらなくていいんです。素晴らしいですね。
あとは外したときと逆の手順でつけていきます。
②水栓選び編でも書きましたが、取り付けている途中でまさかの「ホースが届かない」という事態に陥りました。まさかホースが短いなんて夢にも思わなかったので、あわててホームセンターに走って買いに行きました。LIXILのが短めなのか、タカギのが長めなのかはわかりませんが、さきにある程度測っておくのが良いと思います。。
すべて取付完了したら、ゆっくり止水栓を開けます。
吐水レバーを開け、水が出てくるのを確認して、流しながら止水栓やホースから漏れがないかを確認しました。
これで完了です。調査と準備にめっちゃ時間かかったわりにはあっけなく終了しました。
こういった水栓工事やクルマのオイル交換などの話になると、だいたいいつも天秤にかけられるのが
というものだと思います。
筆者の考えですが、これは一概にトレードオフといえないと思っています。
たとえ実際に自力でやらなかったとしても、DIYをするために調べた知識は業者にお願いするときにも役に立ちます。自分の大事な家・モノ・生活のために調べるんですから、それなりに腰を据えて知識を吸収しようとしているはずです。相場観もわかりますし。
少なくとも、「わかんないから全部おまかせ!」という段階からは卒業できるだけいいのではないでしょうか。
これも大きいです。
もし、また何か壊れたりトラブルが発生したときに、DIYで対応したものは当然自力で対処できます。業者との調整の間使えない、といったこともありません。
もちろん優良な業者の方のほうが多いです。自分も9割以上満足のいく会社ばかりでした。
水栓の話でいうと、単なる施工のクオリティや技術に対する対価という定量値に近い話よりも「思ってたのと違う」ものにお金を払わされる納得感という「定性値」の部分が大きいのかなと思いました。
今回は自分で対応したので、想像になってしまいますが、例えば機種が選べなかったり、自分でちょっと片付けられる範囲のものも技術料として取られたり、もうちょっとこういう角度でつけてほしかったな、とあとから思ったり、みたいなことはありえると思います。
上記に書いた止水栓が短かったなんて話はまさに、でしょうね。業者にお願いしてたら千円とかじゃ済まないのではと思います。
交換してから2ヶ月が経ちますが快調そのもの。水栓からの水漏れもなく、止水栓、逆止弁周りも何の問題もありません。シャワーホースの水受けにも一切水分は落ちていません(水受け不要タイプですが、もとからあったので流用してます)。
誰でもかんたんにできる、とは正直言えないですし、そこそこ体力も使いますが、エアコン設置や資格のいるコンセント周りのような敷居の高さはありません。キッチンまわりの片付け・掃除もしないとですが、そこはポジティブに「ずっと放置してたシンク下まで片付けられる」と考えてやるのもいいと思います(笑)。
今回の作業にあたり、いろんなサイトを参考にさせていただきました。先人の知恵、ホント感謝です。
飛行船Blimp:ものつくり(60) 水道バルブ交換 TAKAGI JA1031BA0N9B シリアル FC2305-0014 JH9021JA交換用セラミックバルブ